AGA(男性型脱毛症)とは

AGA(男性型脱毛症)とは

「AGA」は「androgenetic alopecia」の略で、単純に直訳するとアンドロゲン(男性ホルモン)性の脱毛症という表記になりますが、日本では「男性型脱毛症」という表記が一般的です。

 

AGAは様々な要因が組み合わさって発症します。AGAの発症と最も大きく関係してくるのが男性ホルモンの作用によるものです。

 

例えば、テストステロンと呼ばれる男性ホルモンは、筋肉や骨格の発達作用を持ち、ヒトをはじめとする哺乳類のオスが成長していく過程において非常に重要な役割を持つホルモンですが、このホルモンは「5αリダクターゼ」と呼ばれる還元酵素の働きによって「ジヒドロテストステロン」と呼ばれる男性ホルモンに代謝されます。

 

ジヒドロテストステロンは陰茎などの男性器や前立腺の形成に関係のある男性ホルモンですが、性欲を減退させる作用や毛髪の成長を抑制する作用があります。

 

ジヒドロテストステロンの濃度が高まると、髪の毛の成長サイクルに乱れが生じて太くて丈夫な毛髪が形成されにくくなり、脱毛が促進されます。これがジヒドロテストステロンの作用がAGA発症の原因の一つと考えられている理由です。

 

 

また、AGAの発症は生活習慣の乱れも関係しているといわれています。栄養不足や過度の飲酒・喫煙、睡眠不足、過度のストレスは、身体に悪影響を及ぼすことがよく知られていますが、頭部においても脱毛を促進する要因となり得ます。

 

AGAの治療方法は様々ありますが、現在は脱毛を抑制する治療と発毛を促進する治療を並行して行うのが一般的です。脱毛を抑制する治療では、5αリダクターゼを阻害する薬剤を体内に投与して、ジヒドロテストステロンの代謝を抑制して、脱毛のスピードを遅らせる方法がしばしばとられます。

 

また、発毛を促進する治療では、血管拡張作用を持つ薬剤を体内に投与するか、頭部に直接塗布して、毛根部に亜鉛などの毛髪の生成に必要な栄養素が行き渡りやすくして、太くて丈夫な毛髪の生成を促すといったことが行われています。